ミルク育児のメリットは安定した栄養とママが休息できることです
記事公開日 / 更新日:2013年10月04日
赤ちゃんの育児で常に多くのママに優先的に考えられる母乳育児…それはとりもなおさず、母乳のメリットを多くのママが理解しているからでしょう。
では、母乳育児には無いミルク育児、及び母乳ミルク混合の育児ならではのメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
ミルクで安定した栄養を与えることが出来る

ミルクの安定した栄養
母乳は、ママの体が作ります。
当然、「母乳と食べ物」でもお伝えしているように、その母乳の出る量や味は、ママの健康状態、食べ物、生活習慣に影響されることがあります。
変化してしまう母乳の量
私自身も「乳腺炎と診断されるまで」にありますように乳腺炎となりましたが、その時はおっぱいや乳首が痛くて仕方ないのと同時に、このまま乳腺炎の痛みをこらえながら母乳を赤ちゃんに与えても良いのだろうか、バイ菌などが入っていないだろうか、という迷いも持ちました。
体調の悪いときも、自分の母乳が本当に赤ちゃんに必要な栄養を、タップリと不足することなく与えているのか不安を感じました。
母乳の出が悪い、少ないと感じているママも同じことを感じていると思います。
安定した栄養量を与えることが出来るミルク
この面において、ミルク育児には母乳育児にはないメリットがあります。
ミルクであれば、ママの体調には一切関係なく、余計な心配などしなくても、常に安定した必要な量の栄養を赤ちゃんに与えることが出来ます。
このメリットは、育児において非常に大きなメリットです。
特に、ママの体調不良が長く続く時などは、たとえ母乳が充分に出るにしろ、ミルクとの混合育児を取り入れた方が、赤ちゃんの健康のためには良い場合もありますので、母乳がちゃんと出るママにも検討して頂きたいものです。
ミルク育児でママが充分に休息できる
育児は、母乳育児でもミルク育児でも、体力を使うものです。
赤ちゃんの育児中、授乳中に、体調を1度も崩したことのないママは、ほとんど居ないでしょう。
育児中に必ず崩れるママの体調

ママが休息できる
母乳育児でもミルク育児でも、どんなママでも1度や2度は体調不良となります。
そんな体調が優れないとき、赤ちゃんのミルクを誰かに替わりにしてもらい、ママが休息できるというメリットがミルク育児にはあります。
つまりミルクはママの体調不良の解決策となるのです。
充分に休息し、体調を取り戻して、そしてまた愛情一杯の育児に取り組む、それがミルク育児では可能です。
体力のないママにはミルクが大きなメリット
もともと自分の体力、健康状態に自信のないママには、特にこのミルク育児のメリットは理解していただきたい点です。
このようなミルク育児のメリットを良く理解しておき、たとえ母乳の出が良くても体調の悪い時は母乳ミルク混合の育児で一時的でも自分と赤ちゃんの健康のために積極的にミルク育児を考えることをお勧めします。
助産師から一言
日本でもようやく液体ミルクの導入が本格的に検討されるようになりました。
液体ミルクは温めることなく、そのまま使えるので、利便性がアップします。
これまでは、哺乳瓶の消毒やミルク用にお湯を沸かす作業が大変だったでしょうが、これからは母乳と同じくらい手軽にミルクが赤ちゃんに与えられるようになります。