母乳のメリットとデメリットを再確認する

母乳の赤ちゃんへのメリット - 免疫能力と鉄欠乏性貧血と腸内環境

母乳育児の決心をしたら母乳のメリットを再確認しましょう。母乳は赤ちゃんに、免疫力アップ、食育、肥満防止、あごや顔の発達、またママには、どこでも与えられる、子宮回復を早める、産後ダイエットに効果的というメリットがあります。

母乳は赤ちゃんにもママにもメリットが多い

大切な赤ちゃんを母乳育児で育てるという決心をしたら、次は母乳のメリットを再確認して決心を固めましょう。

 
 

母乳は栄養満点

 

母乳のメリットの再確認を

母乳のメリットの
再確認を

ママが作る母乳は、赤ちゃんにとって栄養満点です。

 

栄養満点の母乳で、赤ちゃんの免疫力がアップし、またSIDS(乳幼児突然死症候群)にもなりにくいとされています。

 

さらに生まれて初めて口にする母乳から、赤ちゃんは食べるモノに関してのにおいや味の学習をし、つまり授乳が食育になります。

 

またミルク育児の赤ちゃんと比べて肥満になりにくいというデーターもあります。

 

さらに、授乳で赤ちゃんが自らおっぱいを吸う運動をすることから、あごや顔が適切に発達するというメリットもあります。

 

ママのおっぱいから自らの力で母乳を飲むという事は赤ちゃんにとって、素晴らしい栄養の摂取となり、さらに適度な運動にもなるのですね。

 

免疫能力が違います

 

母乳の免疫能力

母乳の免疫能力

母乳と人工乳であるミルクの一番大きな違いは、免疫能力です。

 

人工乳であるミルクには免疫物質が入っていませんが、母乳には溢れるほどに沢山の免疫物質、成長因子が入っています。

 

特に生まれて3日までの「初乳」には、IgAという免疫グロブリンが高濃度に入っており、赤ちゃんをあらゆる感染症から守る働きがあります。

 

どうしても、様々な事情でミルクに頼らなくてはいけない場合、この初乳だけは一滴も漏らさずという思いで赤ちゃんに飲ませてあげて下さい。

 

それぐらい、この免疫物質が入った初乳は大事です。

 

母乳の方が鉄欠乏性貧血になりにくい傾向が

 

鉄分の吸収率

鉄分の吸収率

赤ちゃんが飲むミルクの原料は牛乳です。

 

牛乳は沢山のカルシウムが含まれて、子供の成長期には非常に優れた飲料です。

 

ところが、まだ母乳を飲む赤ちゃんには、このカルシウムが却って邪魔になってしまうのです。

 

人の体に大切なミネラルであるカルシウムの摂取が、新生児にはマイナスとなる…それは何故でしょうか? 

 

牛乳の中のカルシウムは、鉄と結合して不溶性物質を作ります。

 

つまり、体内に入ったカルシウムは鉄を捕まえてしまい、鉄の本来の働きができないようにしてしまうのです。

 

母乳の中にはミルクと比べて鉄分は少ないのですが、母乳の鉄分の吸収率は50%、それに比べて牛乳では10%未満で、圧倒的に母乳の方が鉄分の吸収率が高いのです。

 

母乳の方が断然、鉄分を体の奥深くに取り入れる力があるということがわかりますね。

 

このため、母乳育児の赤ちゃんの方がミルク育児の赤ちゃんよりも、鉄欠乏性貧血になりにくいということになるのです。

 

この鉄分の吸収率の違いが母乳とミルクの違いとしてあげられます。

 

母乳で育った赤ちゃんのお腹の中はとてもキレイ

 

母乳とビフィズス菌・乳酸菌

母乳と
ビフィズス菌
乳酸菌

母乳で育った赤ちゃんのお腹の中は、正常細菌の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌で溢れています。

 

これらの善玉菌は通常、ママの膣内にあります。

 

出産の際に赤ちゃんが膣内と産道を通って出てくる時に、赤ちゃんは初めてママの善玉菌に触れ、それが産後のママが出す母乳にふくまれる善玉菌のエサとなるオリゴ糖によって、赤ちゃんのお腹の中で増殖していきます。

 

母乳とミルクと腸内環境の腸内フローラ」でもお伝えしていますが、母乳で育つ赤ちゃんの赤ちゃんの腸内はビフィズス菌優勢状態になりやすくなり、色々な腸内細菌が住み着く綺麗な腸内フローラとなりやすいのです。

 

ミルクで育った赤ちゃんのお腹の中は、成人と同じ大腸菌が増殖しています。

 

大腸菌が増殖している腸内環境で、ビフィズス菌や乳酸菌という善玉菌が劣勢、つまり少ない場合、時として重い感染症にかかってしまう場合もあります。

 

最近のミルクにも善玉菌が増えるような組成にしてありますが、それでもママのおっぱいから出る母乳で沢山の善玉菌を増やすのが一番ですよね。

 

母乳育児で育った赤ちゃんは、善玉菌が元気な綺麗なお腹の持ち主なのです。

 

前のページ 次のページ

母乳の赤ちゃんへのメリット - 免疫能力と鉄欠乏性貧血と腸内環境 関連ページ

母乳を出すためのママの心の準備
母乳の出を良くする最初の準備は、赤ちゃんを母乳で育てようと、かたく心に決めるというママの心構えからスタートです。大切な赤ちゃんはさまざまなメリットのある母乳で育てる、そして母乳を出すと心に誓いましょう。
母乳と赤ちゃんの夜泣き
夜泣きは赤ちゃんの仕事です。夜泣きをしてもママは決して悩まず、深刻に考えず、そして母乳の出が良くなくても、母乳が足らないかもしれなくても、必ずおっぱいを赤ちゃんにふくませるようにしましょう。
おっぱいを吸うと出る母乳
母乳は赤ちゃんがおっぱいを吸うと出ます。逆に赤ちゃんが吸わないと出ません。たとえ母乳の出が悪くても出なくとも母乳育児中は、1日に何度もおっぱいを赤ちゃんにふくませる、ママの乳首を吸わせることを習慣にしましょう。
母乳が出ない時もおっぱいを授乳する
母乳の出は赤ちゃんにおっぱいをふくませない、吸わせないと悪くなってしまいます。ママも赤ちゃんも、母乳を飲ませる、母乳を飲むことをカラダが忘れてしまわないよう1日に何度もおっぱいを赤ちゃんにふくませるようにしましょう。
授乳は最低1日10回
母乳が出ない、母乳不足のママは、普通の母乳の量が出るママに比べ授乳回数が少ないとされています。授乳回数が少ないのは、母乳の出を悪化させます。おっぱいは片方5分でOKです。母乳育児中は最低1日10回の授乳を心掛けましょう。
ベストな授乳姿勢を見つける
1日10回の授乳時では、ママが最も母乳が出やすいと感じ赤ちゃんが最も多く母乳を飲んでくれる、ママと赤ちゃんにベストな授乳姿勢を見つけるようにしましょう。さらに乳腺炎予防のため、第2、第3の授乳姿勢も見つけておきましょう。
授乳ではママのおっぱいの乳輪部分まで赤ちゃんに深くくわえさせる
授乳時に赤ちゃんがママの乳首だけをくわえているのであれば、おっぱいの乳輪部分まで深くくわえさせるように改善をしましょう。母乳が溜まる乳管洞は乳首にはなく乳輪部にあります。深くおっぱいをくわえさせると母乳の出は良くなります。
赤ちゃんが栄養不足にならないよう授乳後にげっぷを出させる方法
毎授乳後に赤ちゃんにげっぷをさせるのも授乳の基本の1つで習慣にすべき事です。げっぷをさせないと、せっかく飲んだ母乳やミルクを赤ちゃんが吐いてしまい栄養を十分に摂れない恐れがあります。授乳後のげっぷの促し方をお伝えします。
ママの乳首と赤ちゃんの舌と体力が原因で母乳が十分に飲めない
陥没乳頭で授乳ができず母乳育児に悩むママもいますが母乳外来などを受診すれば殆どのケースで直母ができるようになります。また赤ちゃんが舌小帯短縮症の場合や体重が少なくおっぱいを吸う体力の無い赤ちゃんも医師の診断を受けましょう。
母乳を作るプロラクチンは授乳回数に比例して増える
母乳が出ないママこそ、たとえ母乳不足でも1日に何度も授乳すべきであるという理由をお伝えします。母乳を作る働きを持つ女性ホルモンのプロラクチンは授乳で分泌され、さらに授乳回数に比例して増えるということを覚えておきましょう。
母乳のママへのメリット - 女性ホルモン分泌とダイエット効果
母乳には様々なメリットがあります。母乳を与えることで女性ホルモンのオキシトシンとプロラクチンが分泌され、ママの体が早く回復しダイエット効果も抜群で、また女性ホルモンの相互作用でマタニティーブルーのリスクが大幅に減ります。
母乳と子供の健康と学力の相関性
日本だけでなく海外でも母乳が持つ母子ともどもへのメリットが指摘されています。海外の研究機関が発表している色々な母乳育児のメリットをご紹介しますが、いずれも確定的なものではなく母乳のメリットとしての可能性と受け止めて下さい。

ホーム RSS購読 サイトマップ
お勧め解決策 出ない原因 不足のサイン 出す準備 母乳不足対策 母乳マッサージ

赤ちゃんネット powered by TrendLead