母乳は赤ちゃんがおっぱいを吸うと出ますから何度も吸わせましょう
記事公開日 / 更新日:2011年12月04日
母乳が良く出るママですと赤ちゃんが乳首を、くわえなくてもバストが張って母乳が出ることもあります。
管理人の私も、産後の最初の頃の授乳ではそうでした。まさか、段々と母乳の量が少なくなり、自分が母乳不足で悩むなんて思いもしませんでした。
それは、母乳が生産されて分泌するしくみを正確に知らなかったからです。
母乳を生産し分泌するしくみ
人体は、その時その時に必要な反応をするようにできています。
必要のないモノを体力や栄養素を消費して生産するというような無駄で無益なことはしません。
母乳の生産も分泌も例外ではありません。
赤ちゃんが飲まない、必要とされない母乳を作る、出すことはしません。
必要とされる母乳を生産して分泌するしくみになっているのです。
赤ちゃんが吸わないと出ない母乳

母乳は赤ちゃんが
おっぱいを
吸うと出ます
当サイトの管理人の場合、出産から数ヵ月後に、母乳の出が悪くなり、こちらの記事のように「胸のしこりと母乳の出の悪化」となり乳腺炎にもなってしまい、苦しい思い、悲しい思いもしました。
母乳が出ない、または母乳が不足していると悩む人は、何の解決策も実施しないで、勝手に自然に母乳が良く出るということは、ほとんど無い筈です。
ただでさえ母乳の出が悪いのに、赤ちゃんにおっぱいをふくませない、吸わせないと、ますます母乳の出は悪くなってしまう、ママの体内で作られる母乳の量が減ってしまうとされています。
要らない母乳を作る必要はないと判断するママの体
その理由はママの体が、飲ませない母乳を作る必要はない、と判断してしまうからです。
こちらの記事「母乳が出ない女性でも赤ちゃんの世話で女性ホルモンは分泌される」にあるように、おっぱいをふくませないと、ママの体内でホルモン分泌がなされず、その結果、ますます母乳の出が悪くなるのです。
つまり母乳の出には、授乳で赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれることが最低限必要なこととなります。
母乳不足で授乳をつらく感じてしまうママ
自分は母乳が出ない、母乳の量が不足していると思っているママは、どうしても赤ちゃんに申し訳ない、という気持ちになってしまいます。
授乳を済ませても赤ちゃんが泣いたり、乳首を離さないと、まるで「もっと母乳が欲しいよぉ~」とママに訴えているように思えてしまいます。
そんな時ママは、「ごめんなさい」と赤ちゃんに謝りたい気持ちになりますが、そのネガティブな気持ちが、おっぱいを赤ちゃんにふくませる授乳という行為を避けてしまうということにつながります。
とにかく毎日何度もが大切

1日何度も
飲ませる
しかし繰り返しお伝えしますが、授乳をしない、おっぱいをふくませる回数が減ることは母乳の出をさらに悪くしてしまいます。
ママも赤ちゃんも、母乳を飲ませる、母乳を飲むということを、カラダが忘れてしまうということがないように、たとえ母乳の出が悪くとも母乳が出なくとも、1日に何度も、おっぱいを赤ちゃんにふくませる、乳首を吸わせることを習慣にするようにしましょう。
産後、母乳の量が少ない、普通よりも母乳が出ないと思うママほど、授乳回数を多くするべきです。
授乳回数を増やす事が母乳不足解決策の第一歩
たとえ母乳の出が悪くとも、赤ちゃんはママのおっぱいとスキンシップすることで心が安定します。
ママの母乳の分泌のため、そして赤ちゃんを不安にさせないためにも、必ず母乳育児中は毎日必ずおっぱいを吸わせる、乳首をふくませるようにしましょう。
授乳回数を増やす、これが母乳不足解決策の第一歩です。
必ず実行しましょう。
無意識に授乳回数が減ることに注意を
母乳が満足に出ないが、それをつらいとは感じていない、授乳回数は減らしていないというママであっても、しかし無意識に授乳をつらいと感じているケースもあります。
知らないうちに、気が付かないうちに授乳回数が減ることにも注意をしましょう。
赤ちゃんと毎日スキンシップができることはママの特権であり、何にも代えがたい育児の珠玉の時間です。
母乳量を減らさないよう、授乳の回数にはくれぐれも注意して下さいね。
助産師から一言
友人の薬剤師の記事「母乳が出ない女性でも赤ちゃんの世話で女性ホルモンは分泌される」でも紹介していますが、赤ちゃんの世話をした祖母の乳房から母乳が分泌されるというケースがあるほど、母乳と赤ちゃんとのスキンシップは密接な関係にあります。
繰り返しお伝えしますが、母乳不足を感じるのであれば必ず授乳回数は増やすようにしましょう。