いろいろな授乳姿勢を試してみて母子ともに母乳の出にベストな姿勢を
記事公開日 / 更新日:2017年08月06日
1日に最低10回の授乳回数は必ず行って頂きたい母乳不足対策の基本ですが、授乳時には
- ママが母乳が出やすい与えやすいと感じる授乳姿勢で
- 赤ちゃんも飲みやすいと思われる授乳姿勢で
母子にとって最良の姿勢、そして出来れば1つの姿勢だけではなく、2番目、3番目に良いと思われる授乳姿勢を、幾つか見つけるように心掛けましょう。
ママにも赤ちゃんにもベストな姿勢で授乳をすることで、母乳の出が良くなることにつながります。
授乳姿勢を見直すだけで、母乳の出が良くなったというママもいます。
授乳の基本姿勢

ベストな
姿勢で授乳を
授乳の際の基本的な赤ちゃんの抱き方は以下の4種類ですが、いずれの姿勢でもママが背筋を伸ばした姿勢をとることで、より母乳は出やすくなります。
ついつい母乳の出が気になり赤ちゃんの顔を覗き込んでしまいがちですが、背中を丸くした猫背のような恰好ではママの乳管が曲がった状態となり、母乳がスムーズに流れなくなります。
ママの授乳姿勢が、母乳が流れる際の抵抗にならないように、つまり母乳の流れを妨がないよう乳管が出来るだけ真っ直ぐな状態で授乳をするように注意しましょう。
横抱き
最も一般的で定番の授乳姿勢で、母子の身体が密着し赤ちゃんの体が安定させやすいので、母乳が飲ませやすい姿勢です。
縦抱き
ママと赤ちゃんが正面から向かいあい授乳する姿勢で、ママの乳首が深く赤ちゃんの口に入るので、陥没や扁平な乳首のママにお勧めです。首が座っていない赤ちゃんの首をシッカリと支えて授乳します。
フットボール(ラクビー)抱き
言葉通り赤ちゃんをフットボールのように小わきに抱え腕ではさみ、赤ちゃんの足がママの後ろに来るように抱く授乳姿勢で、首の座っていない赤ちゃんや乳首に上手く吸い付きができない赤ちゃんにお勧めな姿勢です。
添い乳・寝乳
ママと赤ちゃんが向かい合って寝転んで横になった姿勢での授乳で、夜間の授乳で取り入れているママも多い姿勢です。ラクな姿勢ですので疲れている時にもお勧めです。
参考動画:新生児・赤ちゃんの正しい授乳姿勢&抱き方のコツ!
当サイトでお勧めしている、妊娠と出産をサポートするナチュラルケアブランドのAMOMAのサイトで紹介されている、正しい授乳姿勢と抱き方のコツの以下の動画も参考にして下さい。画面中央の三角をクリックすると動画が始まります。
出典:AMOMA 【助産師監修】新生児・赤ちゃんの正しい授乳姿勢や抱き方のコツ
赤ちゃんの反応を見ながら常にベストな姿勢で
上記の基本授乳姿勢でベストな姿勢が見つからない場合は、左右を入れ替えて試してみましょう。
ママが右利きか左利きかで、それぞれ左右対称の授乳姿勢となりますので逆パターンも試してみましょう。
ただし慣れない姿勢となって赤ちゃんを安定して抱っこ出来ない場合は、赤ちゃんの姿勢を安定させる安全を優先して下さいね。
2番目3番目に良いと思われる授乳姿勢も
ママが最も多く母乳が出ている、赤ちゃんが最も多く飲んでくれる授乳姿勢を見つけたら、その姿勢をメインに1日10回以上の授乳を心がけるようにするべきですが、出来れば2番目、3番目に良いと思われる授乳姿勢も見つけておきおましょう。
自分に合う授乳姿勢を幾つか複数見つけるのは、乳腺炎の予防のためです。
いつも同じ姿勢で授乳をすると、いつも同じトコロを母乳が通り、通らない乳管の部分が詰まってしまい炎症を起こす場合があり、最悪の場合は乳腺炎となるケースもあります。
ですから1日10回の授乳では、ベストな授乳姿勢をメインにして、時には2番目、3番目と色々と姿勢を変えてみることをお勧めします。
2番目に良い授乳姿勢がベストになる場合も
また母乳の出は日々変わるものですし、赤ちゃんが飲みやすいと感じる姿勢も成長と共に変わりますので、今はこの授乳姿勢がベストであっても、それが変わる可能性、つまり2番目、3番目に良いとした姿勢がベストとなることも有り得ます。
乳腺炎となった当サイト管理人の私が、先輩のママ友からアドバイスされた「添い乳・寝乳」に関しては、以下の記事を参考にして下さい。
参考動画:乳腺炎にならない授乳姿勢
以下の助産師さんが教える乳腺炎を予防する授乳の姿勢を紹介する動画も参考にして下さい。
出典:AMOMA 【助産師監修】新生児・赤ちゃんの正しい授乳姿勢や抱き方のコツ