職場で搾乳が必要なときに役に立つ熱湯とタオルと母乳パッド
記事公開日 / 更新日:2016年11月26日
母乳育児中にママが職場復帰をするのであれば、搾乳に必要なアイテムの母乳パッドに加えて、熱湯を入れたステンレスボトルとタオルを用意しておくのが私の経験からもお勧めです。
母乳パッドは搾乳の必須アイテム

母乳パッドは肌への負担が
少ない赤ちゃんの衣類で
母乳育児をしていると、母乳パッドが欠かせません。
母乳パッドは、母乳が下着や服や染みてしまうのが防げる便利なアイテムですが、特に仕事をしていると、仕事の途中で下着を替えるわけにもいかないので、母乳が漏れて濡れてしまっても良いように、おっぱいに母乳パッドを当てておきます。
母乳が漏れても安心ですから、不安から解放されてストレスを感じることもなくなり、仕事にも集注ができます。
母乳パッドがかゆい時は
働くママには必須アイテムの母乳パッドですが、通気性が良くないために意外とかぶれやすく、かぶれが進行して、かゆみに悩むママも多いようです。
当サイトにも記事を書かれている薬剤師ママによれば、母乳パッドがむれて、かゆい場合は「リンデロン」が良いとのことで、病院でも処方されるとのことです。
リンデロンは、炎症を抑える合成副腎皮質ホルモン剤のステロイドと抗菌作用のある抗生物質の配合剤で、皮膚のかゆみの症状を改善します。
授乳による赤ちゃんへの影響が気になるステロイドですが、ステロイドは1時間ほどで体内に吸収されるので、授乳前に拭き取れば問題はありません。医師からも、同様の指示がある筈です。
母乳パッドは手作りもできる
母乳パッドには使い捨てタイプと繰り返し使う布製タイプがありますが、最近では手作りする人も増えています。
手作りの際のお勧めは、使わなくなった赤ちゃん用の下着や服を再利用して作ることです。
赤ちゃん用の下着や服の素材は肌への負担も少ないので、ママの母乳パッドの素材として安心して使うことができます。
また布製なので、
- 簡単に洗濯ができて繰り返して使える
- 紙製より通気性が良いのでむれにくい
というメリットもあります。
清潔でお金の節約、そしてエコにもなりますので、赤ちゃんの衣類を使った手作りの母乳パッドはお勧めです。
冬の職場での授乳に便利なアイテム

お湯でおっぱいを温めて搾乳を
冬は母乳育児をしているママにとって辛い時期です。どんなにおっぱいを隠しながら授乳や搾乳をしていても、素肌が空気に触れるので寒さは感じます。
自宅であれば暖房器具の前で暖を取りながら赤ちゃんに授乳することもできますが、会社での搾乳はそうはいきません。
仕事は暖房の効いた空間でしていても、さすがに自分のデスクで搾乳はできませんよね…
廊下やトイレは暖房がなくて寒いという職場も多いかと思います。
まして一面タイル張りの冷えた寒いトイレなどで搾乳するとなると、冷たい手で胸を触ることになりますし、おっぱいもまた冷たく、寒さのために母乳の出が悪くなっていることもあります。
ステンレスボトルとタオルが大活躍
このような環境で搾乳する際に役立つのは熱湯を入れておいたステンレスボトルと速乾タオルです。
使い方は簡単で、タオルにお湯をかけて、少し冷まして暖かい状態にしてから、おっぱいに当てて胸を温めます。
血行を良くし母乳が出やすくなる
そもそも体の冷えは母乳の出を悪くしてしまいます。
冬場の寒い環境では、思うように母乳が出なくて搾乳が出来ないこともあります。
ですが暖かいタオルを胸にあてて、おっぱいの冷えを取ってから搾乳すると、何もしないときよりも随分と母乳が出やすくなりますのでお勧めです。