搾乳でおっぱいの中の母乳を空にして生産の指令を出しましょう

 

ご相談の内容

生後21日の赤ちゃんの母親

ご丁寧なご回答(前ページにて掲載)、ありがとうございます。不安でいっぱいでしたが、経験などお話し頂け安心致しました。前回の搾乳に関して追加で質問させて頂きます。

 

ご回答頂いた搾乳に関してですが、授乳後もおっぱいの張りが強くなることがあまりないので、搾乳機を使うタイミングがよく分かりません…

 

搾乳に関してですが、母乳量を増やすために、数日間だけ、1日1回搾乳機を使用して搾乳すると、乳管が開くことで母乳量が増えるという記事を読んだのですが、搾乳タイミングや方法を教えて頂きたいです。

 

また、母乳量を確認するための搾乳後、おっぱいが空っぽになってしまうと思うのですが、2〜3時間ぐらいの時間で母乳は作られるのか不安です。

 

空っぽになってしまったら、一回、授乳を飛ばす、つまり母乳を与えないという解釈で良いのでしょうか?もしくは、その際は搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませるという考え方になるのでしょうか?

 

あと、見た限りでは鼻詰まりはなさそうなのに、ミルクを飲むときに鼻をフガフガと言わせて、手をばたつかせ、苦しそうにすることがあります。

 

これはお腹がいっぱいでいらないためなのか、鼻づまりが苦しいからなのかと心配になっています。

 

前回のご回答に引き続いて、看護師ママのユリが回答致します。

 

母乳量が少ないか差し乳タイプのママと思われます

母乳を増やすことを優先しましょう

母乳を増やすことを
優先しましょう

おっぱいの張りが強くならないという状況は、母乳量が少ないか差し乳タイプである可能性かが考えられます。

 

差し乳タイプは、以下の記事を参考にして下さい。

しかし、まだ産後1ヶ月以内ということを考えると母乳量が少ない可能性の方が高いと思います。

 

おっぱいの張りを感じる事が少ない、また2~3時間で十分な母乳量が作られるのか心配という現段階では、「母乳量が少ない」という前提でケアに取り組んだ方が良いと考えます。母乳の量を増やすことを優先しましょう。

 

搾乳タイミングと搾母乳を与える順番

搾乳のタイミングは、授乳毎、または2~3時間毎に行うことをお勧めします。

 

搾乳の方法は、搾乳器を使っても自分の手で絞っても、どちらでも構いません。

 

私はピジョンの手動搾乳器を使ってラクに搾乳をしていましたが、でも自分で搾るのでも全然大丈夫です。

 

ピジョンさく乳器・母乳アシスト手動タイプ

ピジョン さく乳器 母乳アシスト手動タイプ

 

もちろん搾った母乳は捨てずに、次の授乳の際に赤ちゃんに飲ませてあげて下さい。

 

その際も、

  • まずは直母して
  • そのあと搾母乳を飲むだけあげて
  • その後ミルクを与える

という順番で授乳してあげて下さい。

 

搾乳した母乳は2~3時間程度なら、冷蔵庫で保管し授乳の際に40~50℃くらいのお湯で温めてから飲ませます。

 

このとき熱すぎるお湯で温めると栄養成分が壊れてしまうので注意してくだい。

 

もっと量が出るようになってくると冷凍保存を活用することも出来ますが、この際にも解凍の際にはお湯の温度に気を付けて下さいね。

 

すぐにお湯の温度が低くなって少し面倒に感じてしまいますが、そこは母親として頑張りましょう。

 

搾乳した母乳で注意をしていただきたいこと

搾った母乳は、勿体ないので捨てないようにすべきです。

 

ただ、仮に一回の搾乳で50ccが搾れた場合に、搾乳後最初の授乳で赤ちゃんが30cc飲んだので20cc余ったという際には、雑菌が繁殖するので、それはもう破棄しましょう。

 

今回のご質問に対するアドバイスのケースでは、搾乳タイミングを2~3時間おきとしていますので、余った母乳を保管するとなると搾乳から4~6時間が経過しています。

 

さらに赤ちゃんの唾液が混入している状況ですので、衛生面で良くありません。

 

搾乳した母乳が残っていない、さらにまだ母乳が十分に出ないという場合には、ミルクを与えるようにして下さい。

 

もし50ccの母乳が搾れるようになり、赤ちゃんが一度に30ccしか飲まない、と事前に分かっているのであれば、余ってしまう搾母乳は哺乳瓶に入れず別容器に移し替え冷凍保存するというのも良い手段です。

 

搾乳で母乳を出す指令を送り続けましょう

母乳を作る刺激を送る

母乳を作る
刺激を送る

2〜3時間ぐらいで母乳は作られるのか不安とのことですが、母乳は、おっぱいの中の母乳の有無ではなく、赤ちゃんに吸われる刺激や搾乳で刺激を受けて母体が生産をします。

 

ですので、空っぽになるまで赤ちゃんが飲んでも、ママが自分で搾乳しても、その刺激で母乳の生産を行うので搾乳は決めた時間通りに行うことをお勧めします。

 

まだまだ母乳が十分に作られない今の段階では、定期的なおっぱいへの確実な刺激とおっぱいを空にすることが最も大切です。

 

定期的におっぱいの中を空にして、「まだ母乳が必要ですよ~」と、おっぱいや脳に指令を出すようにしましょう。

 

授乳時の赤ちゃんの様子に関して

授乳の際に赤ちゃんの様子に違和感があるとのこと。

 

赤ちゃんはお腹がいっぱいだと、おっぱいから顔を背けたり口を離すという反応が一般的だと思うので、おっぱいを離す様子がないのに様子がおかしいということは苦しいのかもしれません。よく気付いてあげましたね。

 

冬の時期、寒くなったり空気が乾燥してくると、風邪でもないのに鼻水が出てしまうというのは赤ちゃんによくあることのようです。

 

外から見ても出て来ていないということは、まだ軽度かもしれませんが鼻の奥で鼻水が出ている可能性は十分にあります。

 

室温が低くならないように注意したり、乾燥し過ぎないように加湿を行うといった対策をしておくと、この時期の感染症等の対策にもなるので良いのではないかと思います。

 

赤ちゃんの上体が起きる姿勢での授乳を

授乳姿勢もチェックしましょう

授乳姿勢も
チェックしましょう

また乳児期の赤ちゃんは、まだ十分に口呼吸が出来ず、ほとんどが鼻呼吸で毎日息をしています。

 

この為、授乳で口を塞がれ、さらに鼻が鼻水で塞がってしまうと全く呼吸が出来ずに苦しい!という状況にいます。

 

生後23日ほどの、まだ新生児の頃ですので、横抱きで赤ちゃんはほぼ平坦な状態での授乳がメインだと思いますが、少し上体を起こしてあげると鼻水が喉に流れにくくなったり奥の方で留まりにくくなるので、赤ちゃんも少しは楽になると思います。

 

まだ、しっくりくる授乳スタイルを模索している段階だと思うので、この機会にフットボール抱きなども試したりして、赤ちゃんの上体が起きるような授乳姿勢にしてみるのも1つの方法かもしれません。以下のページも参考にして下さい。

それでも、余りにも苦しそうでおっぱいを飲むのもままならない、どんどんと鼻水の量が増えてきたという場合には、早めに病院へ連れて行ってあげた方が赤ちゃんも楽かもしれません。

 

引き続き赤ちゃんの様子をシッカリと見ていてあげて下さいね。

 

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