授乳期用ハーブティーとおっぱいマッサージで母乳不足解消し完母に
記事公開日 / 更新日:2018年04月17日

母乳不足を解消し
完母に成功
ご紹介の母乳不足改善事例は、ママの年齢が33歳の初産で、出産直後から10日目頃までは順調に母乳が出ていたが、退院後実家に帰り、ケガで寝たきりとなった祖母の世話と育児が重なったために大きなストレスが溜まり、段々と母乳が出なくなった女性のケースです。
積極的に母乳不足対策を1か月間継続して行い、完母に成功した事例のご紹介です。
データー
経緯と結果
- 産後1日目:母乳は順調に量も十分に出ていた
- 産後3日目:1回の授乳あたり両側で40ccの母乳量
- 産後10日目:育児と祖母の世話のストレスで母乳が出なくなりミルクを併用
- 産後1ヶ月:母乳不足対策を継続し完母に成功
- 産後3ヶ月:体重が7kg目前のビッグベビーに成長
ママと赤ちゃんと授乳内容
- ママ:年齢33歳・初産
- 赤ちゃん:男の子
- 日中3時間毎の授乳
行った母乳不足解消の対策
- 授乳期用ハーブティーで水分補給
- 入浴時のおっぱいマッサージ
- ミルクの併用を止めて母乳のみの授乳に
アドバイスのまとめ
- 積極的に授乳期用ハーブティーなどの母乳不足対策グッズを取り入れる
- ストレス解消目的も併せてリラックスしながらおっぱいマッサージをする
- 同居の家族に育児への協力をお願いする
ストレスで段々と母乳が出なくなったママのケース
産後直後は順調に出ていた母乳
33歳、初産です。私達夫婦は、妊娠前より私の実家にて同居生活をしていました。両親と祖母の5人暮らしでした。
産後1日目から赤ちゃんも上手にお乳が飲めて、私の母乳も順調に量が出ていました。
入院中の産後3日目には、一回の授乳あたり両側で40ccも飲めるようになり、追加のミルクも中止となって私の母乳育児は順調な滑り出しのスタートとなっていたはずでした。
そんなこんなで特に母乳に関しては何の心配もなく、無事に退院の日を迎えて実家に帰ることになりました。
祖母がケガをして寝たきりの状態に
生まれたのは男の子。私自身は姉妹だったので、両親も祖母も初めての男の子の赤ちゃんにかなり興奮気味になっていました。
特に祖母は、赤ちゃんの面倒を何でも見てあげると張り切ってくれていて、里帰りをしなかった友人が多かった中で、私は少し余裕を持って子育てが出来るかな、同居の家族の育児協力が得られると、期待と安心感を寄せての実家への帰宅でした。
しかし…恵まれた環境で母乳育児ができるという私の期待は完全にくつがえされてしまったのです。恵まれた環境どころか、むしろ逆境の中での育児となってしまったのです。
退院し実家にもどって2日が経ったある時、もうすぐ80歳となる祖母が息子をあやそうと家の中を移動した際に、部屋の段差に躓いてしまい骨折をしてしまうという事故が起きてしまいました。
入院が必要な程の大きな怪我では無かったのですが、その日から祖母はほぼ寝たきりになってしまいました。
既に80歳の祖母ですから、無理はさせられません。しかし入院しないで済む程度の怪我であったことも、私にとってはマイナスの環境となったと言えるのです。
そのため、両親も現役で働いて仕事をしている現状で、私は突然、新生児の子育てと祖母のお世話を平行して行うという生活を余儀なくされたのでした。
祖母と赤ちゃんの2人の世話がストレスに
それまで大きな病気にかかる事もなく、また怪我もせずに元気一杯に過ごしていた祖母は、突然の寝たきり生活と、楽しみにしていた「ひ孫」のお世話が全く出来なくなってしまった事に対して、イライラしたり塞ぎこんでしまうようになりました。
祖母は、1日中一緒にいると、小言や不満を長々と言うようになってしまいました。
最初は仕方ないと思い、たしなめたり聞き流したりして対応していたのですが…
我家の息子は夜寝付く際、2時間は私の乳首を咥えたまま離してくれずに、おっぱいを離すとグズるという癖を持っていて、授乳時の息子の相手に疲れ始めていた事もあって、徐々に自分がストレスを感じるようになってしまったのです。
そして、私が自分のストレスに気付いた頃あたりから、息子が母乳を吸い始めても、しばらくすると泣いて私の乳首を離すようになりました。
家には赤ちゃん用のスケールが無かったので正確な赤ちゃんの体重測定が出来ず、実際にどれくらい母乳を飲んでいたのか分かりませんでした。
母乳不足を確信しアドバイスをもらい不足対策を

授乳期用
ハーブティーを飲む
でも息子は、日中も1時間おっぱいを咥えていても、離すとまだお腹が張っていないようなグズりをするようになったので、もう母乳が要らないかと思って、片付けていたミルクを作って試しに飲ませてみると、50ccをあっさり飲み干して気持ち良さそうに寝てしまったのです。
この様子を見て、「あぁ、やはり母乳が足りないんだ、私のおっぱいから母乳が出なくなっているんだな」と確信しました。
その一端にはストレスが大きく関係していると思いましたが、今は何を言っても祖母が元通りになることも、今の現状を変えることは出来ません。
そこで、当サイトで記事を書かれている看護師ママのユリさんに相談してみたところ、AMOMAの授乳期ママ用のハーブティー「ミルクアップブレンド」をプレゼントしてもらえたので、早速飲み始めることにしました。
また、夜の入浴時間は主人が息子を見てくれ、ゆっくり湯船に浸かれるリラックスタイムにさせてくれているので、その際にしっかり、おっぱいマッサージも取り入れてみました。
このハーブティーとおっぱいマッサージの2つの対策を継続していると、2日後くらいには早速以前のように息子が母乳だけでも満足そうに寝てくれるようになってきました。
おっぱいを離しても、泣いたりぐずることもなくなったのでミルクの補充も止めて母乳だけを与えるようにしてみました。
しかし、入院中は息子が一時間おっぱいを咥えていても、ずっと出続けていた感覚があったのですが、この頃はやはりそれほどには母乳の出が回復した実感はありませんでした。
この2つの対策は、この日から1ヶ月間継続しました。ハーブティーのお陰で、水分も十分に摂れていたと思います。
完母育児に成功し息子もビッグベビーに

リラックスして
おっぱいマッサージを
その後、赤ちゃんの1ヶ月健診にて体重を計ったところ、31g/日で増加していることがわかりました。
なんとか完全母乳育児を継続できるくらいの母乳量が確保出来るようになっていると、健診でお墨付きをもらえました。
今思い返すと、対策を始めて10日も経つ頃には入院中とほぼ同じくらいの母乳が出ているんじゃないかな?と思える変化が起きていました。
それは、息子の入眠前の乳首咥えっばなしの癖が復活しつつあったからです。
生後3ヶ月の今では、新生児の頃のように2時間も咥えっぱなしということはさすがに無くなりましたが、相変わらず1時間くらいは乳首を咥えっぱなしで、そのほとんどの時間は母乳を吸っています。
おかげで息子は、3ヶ月ですでに体重が7kg目前のビッグベビーになってしまいました。
しかし、母乳が足りず満腹にならず泣いていた姿を見るくらいなら、十分過ぎる程の母乳を心ゆくまで飲み干してもらって、どんどん大きくスクスク育ってくれる方が嬉しいです!
寝たきりとなった祖母も、大きく育った我家の赤ちゃんを見せると、とても嬉しそうな笑顔になり、以前の機嫌の悪さも解消していくようで、赤ちゃんの健やかな成長のお陰で家中が明るくなりました。
一時は完母育児を諦めないといけないかとも思いましたが、ユリさんに早めに色々な対策を教えてもらい、すぐに対策を実行できたおかげで完母育児を再開することができたので、本当に有り難かったなと思います。
感謝の意を込めて、私の経験談をこのサイトにレポートさせて頂きます。
助産師から一言
こちらで紹介されたケースでは、もともとお母さんの母乳の生産能力と分泌能力には何も問題はなかったが、周囲の環境の変化や家事負担の増加などによるストレスで、母乳が出ないという状況に陥ったケースと言えるでしょう。
母乳不足を解消する対策として、水分補給を十分に行った、またマッサージを欠かさずに実行したことが挙げられていますが、抱えていたストレスを解消できた大きな要因として、ご主人の理解と協力も非常に大きなプラス要因であると思います。
このママのように身近な人に育児協力を頼むことは、肉体的にも精神的にも大きな支えとなります。ママ一人で悩まず、先輩ママ友を含めて身近な人を頼るようにしましょう。
またお勧めとされるグッズも積極的に取り入れることも検討してみましょう。