赤ちゃんの生活習慣病のリスクと「小さく産んで大きく育てる」の解釈

近年、痩せた女性が増えています。痩せている女性の方が、ふっくらしている女性よりも綺麗、と多くの女性が信じ込んでいるようで、美容の面で極端なダイエットをする女性が後を絶ちません。

 

しかし、痩せた女性から低体重で小さく生れた赤ちゃんには、栄養のある離乳食による急激な体重の増加で、将来生活習慣病になるリスクがあることを覚えておいて下さい。

 

 

スリム願望が強い女性が急増

小さく産んで大きく育てるの誤解

小さく産んで
大きく育てるの誤解

この痩せ願望がそのまま、生まれてくる赤ちゃんに影響してしまうのです。

 

つまり妊娠前のママの痩せは、妊娠後のお腹の中の胎児の発育に大きなリスクをもたらしてしまうのです。

 

「小さく産んで大きく育てる」、このような言葉は、昔からよく言われますね。

 

妊婦さんも栄養過多の危険性の方が重要視されています。

 

妊娠中の厳格な体重制限も行われています。

 

痩せ過ぎた女性、妊娠中の厳格な体重、食事コントロールもあって、低出生胎児の数は増えています

 

まさに「小さく産んで大きく育てる」という昔からの言い伝え通りになっています。

 

ところが実はこのことが、将来の生活習慣病を招き易い状況を作っているのです。

 

「小さく産んで大きく育てる」という言葉の背景

現代は飽食の時代とも言われます。世の中には、いろいろな食べ物があふれています。

 

しかし昔の日本は、とても飽食などといえる食糧状態ではありませんでした。栄養状態が良好ではない妊婦さんが、低体重の赤ちゃんを出産することも珍しくなかった時代、小さく生まれた我が子を不憫に思う母親を慰める意味合いがあったと私は考えています。

 

小さな赤ちゃんを産んだ母親を周囲の人が慰めようと「小さな赤ちゃんでも大丈夫!昔から”小さく産んで大きく育てる”という言葉があるように、この子も大きく育ちますよ!」と激励した背景があると思います。

 

しかし現代は、美容のために痩せたいという女性が増えて、その結果として低体重の新生児が増えているという、以前とは全く背景が違う状況となり、今では「小さく産んで大きく育てる」という言葉は危険であると指摘する小児科医も多くなっています。

 

過度なダイエットで痩せ、そのままの痩せ過ぎた状態で低体重の赤ちゃんを出産…でも、小さく産んで大きく育てるから大丈夫!と安易に考えるのは危険だと医師は指摘します。

 

小さく産んだ赤ちゃんの体重を急激に増やして大きく育てる?

大人の場合、カロリ-の高い食事ばかりして、体重を増やすということは、現在では生活習慣病にとって元凶な行為と言われています。

 

小さく産まれた赤ちゃんに、たくさんの栄養がつまった離乳食を与え、急激に体重を増やす行為も同じことが言えます。

 

このような状況が元で、小さく生れた赤ちゃんは将来、生活習慣病になるリスクが高いという「成人病胎児期発症(FOAD)説」が最近、話題を呼んでいます。

 

「小さく産んで大きく育てる」という言葉が、間違って解釈されていると言っても良いかもしれません。

 

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