お餅の摂取量と体質で母乳の出にプラスにもマイナスにもなる
記事公開日 / 更新日:2014年10月09日
お餅を食べると母乳の出が良くなる、お餅は母乳不足に良い、と聞いたママも多いと思います。
お餅は母乳不足を解消してくれるか
私も授乳期間中、実家の母、そして姑さんからもお餅を食べることを勧められました。
しかし近年では、お餅を食べると乳腺を詰まらせてしまい、結果的に母乳の出を悪くするという指摘をする人もいます。
果たしてお餅は、母乳の出や量や味に良い食材なのでしょうか、それとも全く逆の、良くない食材なのでしょうか?
食べるお餅の量とママの体質で違いが

お餅は母乳に
良いか悪いか
結論を先に言いますと、お餅自体が問題なのではなく、お餅という高カロリーの食べ物の摂取量、またママの体質によって母乳の出に良い場合と悪い場合があるということになります。
昔の日本の食糧事情と現在のそれは、大きく状況が違います。
お餅は高カロリーで貴重な特別な食材だった
以前の日本でお餅は、高カロリーで高価な貴重な食材で、授乳している母親にとって大切な栄養源でした。
これが年配の女性が、若いママに授乳期に母乳を出すためにお餅を食べなさいと勧める背景となっているとされています。
大切な赤ちゃんに母乳を十分に与えるために、貴重なお餅でも母親に優先的に食べさせた、ということですね。
さらに、お正月の鏡餅に代表されるように古来日本では、お餅は神や精霊が宿る神聖な食べ物として扱われてきており、赤ちゃんにとって大切な母乳のために母親には神聖なお餅を、という日本人らしい考え方が出てきたという説もあります。
お餅の摂取でカロリーの摂りすぎに注意を
飽食の時代ともいわれる現代では、高カロリーな食材はいつも周囲に溢れており、いつでも摂取できますが、そんな食材状況の中で更に高カロリーのお餅を摂れば、カロリーの摂りすぎで偏った食生活となる恐れがあり、母乳の味を落としてしまいます。
ですが反面、餅米は白米に比べ母乳の分泌を促す効果があると栄養学的に証明されていて、実際にお餅やお赤飯を摂ると、極端に母乳が良く出るというママも少なくありません。
乳腺炎のリスクが高くなる

餅米には母乳分泌効果が
ここで注意しなければならないのが、母乳の出すぎで乳腺炎となる可能性が高くなるということです。
こちらのカテゴリー「乳腺炎と診断されるまで」で私の乳腺炎体験談をご紹介していますが、乳腺炎はママも赤ちゃんにも大きなデメリットになってしまいます。
個人差、体質で違いはあるものの結論としては、お餅は母乳の出を良くしてくれる効果は期待できるが、現代の食糧事情においては、摂りすぎでマイナスとなるリスクがある、ということとなるでしょう。
高カロリーなお餅の代わりにお勧めな授乳用ドリンク
何事も、過ぎたるは及ばざるがごとしです。
ただママは母乳育児中は何かと忙しいのも事実で、ついつい栄養バランスを崩しやすいのも事実で、偏りの具合によっては母乳を作り分泌するのに必要な栄養素が不足してしまう場合もあります。

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助産師から一言
母乳のことばかりを考えて、食べる楽しみを忘れてはいませんか?
お餅は正月の楽しみでもあるので、小さめなお餅を用意してぜひ季節を感じて下さいね。