血液で出来ている母乳のためならママはどれだけ食べても大丈夫です
記事公開日 / 更新日:2011年12月28日
母乳はママの血液から出来ています。
ですから授乳期の母乳の味と量はママの食事の内容に大きく影響をされますので、食事で血液の流れを良くし、量を増やすことが必要となります。
母乳の味を良くする和食
赤ちゃんにとって最高の栄養源である母乳、赤ちゃんに沢山飲んでもらうには、おいしくなければいけません。
母乳の味、おいしさはママの普段の食事で決まります。
こちらのカテゴリー「母乳と食べ物」と「母乳とママのための料理レシピ」を大いに参考にしましょう。
脂肪・砂糖を控えた伝統的な日本食を

伝統的な日本食を
母乳の味をよくする食事に、欧米型の食事よりは日本の伝統的な食事が良いというのは日本人として嬉しいことです。
和食が海外でも高い評価を受けて「世界遺産」になったことも頷けますね。
和食に取り入れる食材
食材で言えば
- βカロチンが豊富な濃色野菜
- 蛋白質,ビタミンEが豊富な豆類、カルシウムが豊富な魚類
- ミネラルを含むゴマ類
- 食物繊維が豊富なイモ類やワカメ類
を摂ることをお勧めします。
脂肪分の摂り過ぎによるリスク
ママが脂肪分を摂り過ぎると、母乳の味を損ない、おいしくなくなるだけでなく、母乳がドロリとして乳腺が詰まりやすくなり、最悪の場合は乳腺炎となり母乳が出なくなってしまいます。
分娩後のホルモンの変化で乳房の組織が急激に変化する時期に、ママが脂っこい高カロリーの食事をすると、乳房内の血管などが異常をきたし、赤ちゃんは母乳を飲み辛くなります。
乳房の状態が正常化して、赤ちゃんが母乳を良く飲めるようになるまでママは、できるだけ低カロリーで低脂肪の食事を摂ることを心掛けましょう。
母乳=血液

母乳と食事の密接な関係
食事の内容で、ママの母乳の味は変わります。
赤ちゃんにとって、美味しくて量も適切な母乳にするためには、野菜中心の和食で、バランスの取れた食事を心がけるようにしましょう。
タンパク質、カルシウム、鉄、ビタミン類が大切
特にタンパク質、カルシウム、鉄、ビタミン類などの栄養素をタップリと取ることが母乳育児では必要です。
野菜中心といっても、体を冷やしてしまうサラダは母乳分泌の面からは解決策としてお勧めできません。
いつも、カラダを温めるという事、血流を良くするという事を意識した野菜料理としましょう。
乳製品の摂り過ぎに注意を
母乳育児中のママは、お米、ご飯は、どれだけ食べても大丈夫とされていますので、水分補給を充分に考えながら、タップリとモリモリ、ご飯を食べるようにしましょう。

母乳のために
タップリ食べましょう
逆に母乳の分泌に良くないのが、チーズ、牛乳、お菓子、洋菓子など、乳脂肪が多いもの、油分の多いものなどです。
乳製品の摂りすぎは、乳腺をつまりやすくする、とされていますし、また油分の多いものも乳管をつまりやすくすると指摘されています。
ママはたくさん食べる!
ただ、あまり神経質になるのも考えものですので、野菜中心の和食メニューを、ご飯と水分と共に、タップリ食べるようにしましょう。
こちらのカテゴリー「母乳とママのための料理レシピ」で、母乳対策となる料理レシピをご紹介していますので、是非参考にして下さい。
新鮮で美味しい食材の宅配もお勧めです
また私も実際にお試しセットを購入し、いつもスーパーで買っている食材とはまるで違う、その美味しさに驚いた食材宅配は、旬の野菜を自宅まで届けてくれてお勧めです。
大切な母乳育児の期間だけでも、新鮮で安全な食材を使うのは、新鮮な食材に関してはもちろん、授乳期に買い物に出かけなくてすむという面でもお勧めです。
毎回、どういった美味しい食材が届けられるのかと、箱を開ける際にワクワクするのも楽しみの1つです。
こちらの「母乳に大切な授乳期ママの栄養源と安全安心な食材宅配」を参考にしてみて下さい。
薬剤師から一言
食材には体を温めるものと冷やすものがあります。
これらをすべて覚えるのは困難ですが、例え体を冷やす食材であっても、煮たり焼いたりすることで体は温まり、母乳分泌に良い効果を発揮します。
また、植物性脂肪も健康への影響が危惧されているので気を付けて下さいね。