母乳の味をあげて赤ちゃんの健やかな成長を促す乳酸菌とDHA
記事公開日 / 更新日:2015年11月10日
赤ちゃんの成長には、母乳の量も大切ですが味も重要です。
母乳の味はママの食事と大きく関わりがあるので、母乳の味をよくする食材をご紹介します。
母乳の量と味の問題

母乳の量より
質を優先する場合
母乳の量を増やすためには、授乳期に摂ることを避けた方がよい食材もありますが、一方で、避けた方がよい食材のなかにも母乳の味を良くする食材もあります。
例えば、こちらのレシピ「ブリの照り焼きと卵の味噌汁:母乳量がアップし赤ちゃんの知能を伸ばす」でもご紹介している「ブリ」は、脂が多いことから乳腺を詰まらせてしまうおそれがあり、母乳育児をしている方は避けがちな食材です。
しかし、ブリに含まれるDHAは赤ちゃんの脳をよく発達させ、とくに記憶力のアップに繋がるそうです。
また、ブリに限らず、魚や肉類に含まれるアラキドン酸もDHAと同様に脳の発達をよくします。
そして、乳製品に関しても母乳の分泌を悪くするといわれていますが、乳製品に含まれる乳酸菌をママが摂ることによって、赤ちゃんのアレルギーを防ぐ効果があることがわかっています。
母乳の味をあげる食材
次の食材には、母乳の味をあげる要素を含んでいます。
- ぬか漬けや味噌 : 乳酸菌を含んでいる
- たんぽぽ茶 : 血液の浄化によい
- ワカメや昆布 : 母乳をさらさらにする
- ひじきやほうれん草 : 赤ちゃんの貧血予防
- 大豆 : 良質なたんぱく質で赤ちゃんの成長を助ける
水分摂取と母乳

もちろん水分は充分に
母乳を作るためには、水分も重要です。
ハーブティーやたんぽぽ茶はノンカフェインであり、肝臓や胆のうを強化する働きもあるので、ママの体調管理にもお勧めです。
また、たんぽぽ茶やハーブティーが苦手であれば、麦茶やほうじ茶を飲むとよいでしょう。
ハーブティーやたんぽぽ茶については、こちらの「お勧め母乳対策 ハーブティー」を参考にして下さい。
薬剤師から一言
赤ちゃんとママの健康を考えると、母乳の味を上げる食材の中でも、より体に良いものを選ぶ必要があります。
例えば大豆製品の多くが輸入されたものですので、意識して国産のものを選ぶと良いでしょう。