体を温める食べ物のショウガやネギを母乳育児対策に取り入れましょう
記事公開日 / 更新日:2013年07月31日
ネギ、ショウガ、唐辛子、わさび…。「薬味」で馴染み深い食べ物たち。
これらは、その味からも分かるように、少量でも体を温める食材です。
体を温める食べものは血流を良くしてくれ、母乳不足、そして母乳の量に効果を発揮してくれます。
母乳育児中は薬味・スパイスも積極的に
お刺身、そうめんなど、冷たい食材にも薬味はよく使われているところを見ると、「冷と温」のように食材の組み合わせって何気ないようで理にかなっているんだ…と気付かされます。
唐辛子、わさびは普段から、タップリ…というわけにはいきませんが、ショウガやネギなら母乳不足の解決策でも取り入れられます。
体を守る天然のスパイスを上手に使って体も心もポカポカに

昔からの
母乳の知恵です
特にショウガは万能選手で、食べ物から飲み物、スイーツまでこなします。
刻んだり、すり下ろしたりしたものをストックしておけば、かけたり混ぜたりと大活躍の食材です。
これらの薬味も、母乳育児中は積極的に摂りましょう。
毎日使う物だから良い物を
胡椒や山椒、ゴマや豆なども、体を温めてくれる食材です。つまり、それから生まれた食品も体を温めてくれるということです。
味噌やお醤油は、母乳育児をする期間だけでも出来れば、ちょっとだけお金をかけて良い物を食べたいものです。
ニンニクと漢方も母乳不足にお勧め
疲労を感じた際のニンニク、また体を温め母乳に効果のある漢方の食材も、授乳期のママには積極的に摂取していただきたい食材です。
バテ気味の時はニンニクでスタミナ補給!
煮込み料理や炒め料理にかかせないニンニクは、スタミナ・スパイス。
家事と子育てで疲れがちなママの体に、パワーをくれ授乳期の母乳不足対策となる食べ物です。
母乳育児に疲れたときは、ニンニクタップリのペペロンチーノなんて、いかがでしょうか。
こちらのニンニクを使ったレシピ「キャベツとトマトのニンニク蒸し:栄養満点で美味しさ抜群」も参考にして下さい。
ニンニクの香りは数時間で消失

体を温める食べ物を
摂取しましょう
ちなみにニンニクを食べると母乳の味が悪くなるという人もいますが、医学的にはニンニクなどに含まれる揮発性の油成分が香りを発する場合が多く、その香りは母乳に確かに移行します。
しかし数時間で、ニンニクの香りはほぼ消失しますし、直接的な赤ちゃんに対する影響は心配する必要は無いとされています。
ニンニクについては、次ページの「母乳不足に良いとされるニンニクと母乳の味」も参考にしてみて下さいね。
漢方の力も!
漢方の、体を温め母乳に効果のある食材も見てみましょう。
「肉桂」というのはシナモンのこと。見た目もかわいい「八角」もそんな食材です。
ちょっと一休み…のティータイムに、シナモンスティックと八角を浮かべたミルクティーを飲めば、心もほぐれて、また元気が沸いてきますよ。
またお勧めのハーブティーは、「母乳不足対策ハーブティーAMOMAミルクアップブレンドについて」で詳しくご説明しています。
薬剤師から一言
本気で体を温めたいのであれば、ショウガは一度蒸してから使って下さいね。
蒸すことで変色してしまいますが、温め効果は抜群で母乳分泌促進の効果が期待できます。